戸籍

読み方: こせき
分類: 戸籍

戸籍は、日本において、日本国民の身分関係を登録し、公に証明する公簿をいいます。

具体的には、個人の氏名、出生、親子関係、親族関係、養親子関係、婚姻・離婚、死亡などの情報が記録されており、現在、本籍のある市区町村で保管・管理され、親子・兄弟姉妹の関係を証明する時や相続の手続きをする時などに必要となります。

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戸籍の編製について

戸籍は、夫婦及びその子どもについて編製され、子は婚姻すると親の戸籍を出て、配偶者と新しい戸籍を作ります(18歳以上の子は分籍届をすることも可能)。また、親子3代に及ぶ戸籍は認められていないため、未婚の母の場合、親の戸籍を出て、母と子の新しい戸籍を作ることになります。

◎戸籍は、一組の夫婦と姓を同じくする未婚の子を単位に作られ、2組以上の夫婦が同じ戸籍に記載されることはない。

◎戸籍に記録されている人は日本国民であり、日本国籍を持つことになる。

戸籍の表示について

戸籍は、「本籍」と「筆頭者」 で表示されます。

本籍: 戸籍の所在場所
筆頭者:戸籍の一番初めに記載されている人

戸籍の証明区分について

戸籍の証明に使われる区分として「戸籍謄本」と「戸籍抄本」がありますが、戸籍がコンピュータ化されて以降は、役所では、戸籍謄本は「戸籍全部事項証明書」 、戸籍抄本は「戸籍一部事項証明書(戸籍個人事項証明書)」を正式名(証明書名)としています。

戸籍謄本:記載されている内容の全てを証明したもの
戸籍抄本:記載されている内容の一部を証明したもの

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