TEDスプレッド
読み方: | てっどすぷれっど |
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英語: | TED spread |
分類: | 金利 |
TEDスプレッドは、"T-bill"と"EuroDollar"の頭文字を取った呼称で、「3カ月物T-bill(米国短期国債)」と「3カ月物ユーロドルLIBOR」の金利差をいいます。
米国市場で取引される「ドル短期金利」とユーロ市場で取引される「ユーロドル短期金利」の差を示すもので、またユーロドルとは、米国以外の市場(ユーロ市場)で取引される米ドルをいいます。
※LIBOR:"London Interbank Offered Rate"の略で、ユーロ市場で資金調達をする際の基準金利として用いられている。
一般に世界の金融市場で信用不安が高まると、信用度の高い米国債が買われ、利回りが低下する一方で、ユーロドル金利は信用コストの高まりが懸念されて上昇し、TEDスプレッドが拡大します。逆に、金融市場の信用不安が後退すると、TEDスプレッドは縮小していく動きになります。
過去においては、リーマンショックや欧州債務危機などの際に信用リスクの高まりから、TEDスプレッドが急拡大しました。