ドットコモディティ
ドットコモディティは、2004年から2014年まで存在した、インターネット専業の商品先物取引会社です。
開業後、順調に業績を伸ばし、日本のネット商品先物取引業界の中で、預かり資産・口座数・売買高でNo.1の実績を誇っていましたが、2014年7月に楽天証券と合併しました。
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ドットコモディティの会社概要(楽天証券と合併)
ドットコモディティは、その昔、日本のネット商品先物取引でNo.1の実績を誇りましたが、2014年に楽天証券と合併しました。
◎社名には、オンライン(ドット)で商品先物取引(コモディティ)についての良好なサービスをユーザーに提供したいとの思いが込められていた。
◎合併は、ドットコモディティが持つ商品先物取引のノウハウを楽天グループ内で共有し、グループと取引している広範な顧客基盤に対して、金融商品取引と商品先物取引のシームレスなサービス提供を進める狙いがあった。
商号 | ドットコモディティ株式会社 〔Dot Commodity Inc.〕 |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1-21-8 |
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設立-消滅 | 2004年12月1日-2014年7月1日 |
事業内容 | 商品先物取引業 |
提供商品 | 商品先物取引、CFD取引、貴金属積立・現物取引 |
取引ツール | Formula(フォーミュラ):注文取引 フューチャーズ・アナリスト:チャート分析 |
ドットコモディティの沿革(2004年-2014年)
ドットコモディティは、楽天と松井証券の出資を受け、2004年に元経済産業省官僚の車田直昭氏が設立し、割安な手数料や斬新なサービスを展開し、また顧客の要望をいち早く具現化する「シンプル&スピーディー」に特化しました。
2007年にひまわりシーエックスとアストマックス・フューチャーズと事業統合し、2008年に東京コムウェルや豊商事などのオンライン部門の事業譲渡の認可を受け、2009年にはスターアセット証券やタイコム証券のオンライン部門の事業譲渡の認可を受けて、商品先物取引のオンライントレードの業容を拡大していきました。
その結果、創業5年弱で、ネット取引の国内商品先物業者で、預かり資産・口座数・売買高でNo.1の企業となりました。そして、業績が好調の中、2014年7月に楽天証券と合併し、楽天証券が運営する商品先物取引事業(ドットコモディティという名称の商品先物取引専用サイト)になりました。
その後、ドットコモディティという名称も消え、楽天証券のサイト(商品)に完全統合されましたが、2020年10月に楽天証券は、国内商品先物取引を終了しました。
・2004年:ドットコモディティを設立
・2005年:楽天と松井証券が増資引受、商品取引受託業務を開始
・2007年:ひまわりシーエックスとアストマックスと事業統合
・2008年:東京コムウェル、豊商事等のオンライン部門の事業譲渡
・2009年:同業からオンライン部門の事業譲渡、商品CFD取引の開始
・2010年:海外商品先物取引の開始
・2014年:楽天証券と合併し、同証券の商品先物取引事業に