持分法投資損益
読み方: | もちぶんほうとうしそんえき |
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分類: | 企業会計 |
持分法投資損益は、持分法適用会社から上がる損益のことをいいます。
持分法適用会社への投資が本体企業の収益にどれくらい貢献したかを見る物差しの一つで、通常、持分法適用会社の最終損益を出資比率に応じて本体企業の連結決算に反映し、黒字の場合は「持分法投資利益」、赤字の場合は「持分法投資損失」として計上します。
現在、持分法投資損益は、日本の会計基準では、受取利息や配当金と同様、営業外損益として処理するため、経常損益の変動要因になるのに対して、米国の会計基準では、原則、税引き前損益の後に加減するため、最終損益の変動要因になります。
●持分法について
連結決算において、連結子会社以外の会社であっても、企業グループ全体の業績に影響を与える非連結子会社や関連会社の状況を財務諸表に示す会計方法。
●持分法適用会社について
持分法が適用される、原則として出資比率(議決権所有比率)が20%以上50%未満の非連結子会社や関連会社のこと。