宝石

読み方: ほうせき
英語名: Gemstone、Precious stone
分類: 宝飾品

宝石は、外見上の美しさ、産出の希少性、物理的な硬さを兼ね備えた、装飾用などに用いられる天然鉱物の総称をいいます。これは、古き時代から世界各地で重宝されると共に、財産としても高く評価され、人々の間で広く取引されてきました。

ここでは、宝飾品としてだけでなく、資産的価値もあり、世代を超えて保有・継承される「宝石」について簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

宝石の代表的なもの

宝石は、狭義には、ダイヤモンドやサファイア、エメラルド、ルビー、アメシスト、トパーズなど、装飾用としての価値が高い非金属鉱物を指しますが、広義には、有機質の真珠(パール)や珊瑚(サンゴ)、琥珀(コハク)なども含められます。また、各々の宝石には産地があり、特定国に集中しています。

主要な宝石

一般に宝石を装飾した宝飾品については、色調や透明度、硬さ、光沢などによって品質(価値)が定まるため、それぞれの美しさや魅力が十分発揮できるような形にカットされます。以下は、「誕生石」として知られる代表的な宝石で、これを身に着けると幸せが訪れると信じられています。

1月の誕生石

・ガーネット(ケイ酸塩鉱物、色は赤色系や緑色系など多様)

2月の誕生石

・アメシスト(水晶、紫色)

3月の誕生石

・アクアマリン(ケイ酸塩鉱物、青緑色で透明なもの)
・サンゴ(宝石珊瑚、暗い赤色から淡いピンク色まで多様)

4月の誕生石

・ダイヤモンド(炭素からなる元素鉱物、純粋なものは無色透明)

5月の誕生石

・エメラルド(ケイ酸塩鉱物、濃緑色で透明なもの)
・ジェイダイト(ケイ酸塩鉱物、ヒスイとも呼ばれる、多様な色があるが緑系が中心)

6月の誕生石

・真珠(貝類からできる玉、色はホワイト・ピンク・ブルー・グレーなど多様)
・ムーンストーン(ケイ酸塩鉱物、色は白半透明の他に有色系のものもあり)

7月の誕生石

・ルビー(酸化アルミニウムからなる鉱物、赤色)

8月の誕生石

・ぺリドット(ケイ酸塩鉱物、色は緑から黄緑)
・サードオニックス(石英の微小な結晶からなる鉱物、色は赤・オレンジ・白など)

9月の誕生石

・サファイア(酸化アルミニウムからなる鉱物、青色)

10月の誕生石

・オパール(含水珪酸鉱物、多様な色彩)
・トルマリン(ケイ酸塩鉱物、色は赤・青・藍・緑・紫・黄など多彩)

11月の誕生石

・トパーズ(ケイ酸塩鉱物、色は黄・青・緑・ピンクなど多彩)
・シトリン(水晶、黄色透明)

12月の誕生石

・トルコ石(リン酸塩鉱物、空色や青緑色)
・タンザナイト(含水珪酸鉱物、透明青紫色)
・ラピスラズリ(ケイ酸塩鉱物、青色)

宝石の定義と分類

現在、宝石の学術的な定義や分類は特にありませんが、日本では、日本ジュエリー協会(JJA)と宝石鑑別団体協議会(A.G.L)が「宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法」に関する規定を設けており、その中で以下のように記されています。

装飾用に供される物質の分類

装飾用に供される物質は、生成起源により以下のように分類される(真珠は別に定める規定による)。

(1)天然石
(2)人工生産物(合成石、人造石、模造石)

ただし、宝石は、これらの中で天然石のみを指す用語とし、合成石、人造石、模造石などの人工生産物には用いられない。

装飾用に供される物質の定義

●天然石について

人的手段を介さずに自然界で生成された宝石物質(鉱物、岩石および有機物)をいう。ただし、天然宝石には、生成後に、色・外観に人的手段がなされたものも含まれる。

●人工生産物について

人の手により、全てもしくは一部が生成された物質をいう。

|合成石|
同種の天然石とほとんどあるいは全く同一の化学特性、物理特性、内部構造を有する、一部あるいは全体を人工的に生産した物質をいう。

|人造石|
天然には対応物が存在しないが、一定の化学特性、物理特性、内部構造を有し、人工的に生産した物質をいう。

|模造石|
天然石あるいは合成石の色、外観、質感を模倣したもので、その化学特性、物理特性、内部構造が対応物のそれと、一部あるいはすべて異なるものをいう。