振替国債
読み方: | ふりかえこくさい |
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分類: | 公債 |
振替国債は、日本において、国債振替決済制度の下で保有される国債のことをいいます。これは、社債、株式等の振替に関する法律の第88条で「この法律の規定の適用を受けるものとして財務大臣が指定した国債で振替機関が取り扱うもの」と規定されています。
具体的には、国債振替決済制度における振替機関である日本銀行に設けられた各口座管理機関(銀行・証券会社等)の振替口座簿に記録されたもので、また売買がされた場合の決済は口座振替により行われます(券面は存在せず、国債証券に転換することはできない)。
一般に振替国債は、売買や担保取引の際の受渡事務の効率化などのメリットが大きく、2003年1月以降に発行された国債は全て振替国債の形態になっています。