投資適格債
読み方: | とうしてきかくさい |
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英語: | Investment Grade Bond |
分類: | 債券区分 |
投資適格債は、「エンジェル・ボンド(Angel Bond)」とも呼ばれ、国内外の格付会社により、相対的に債務不履行の可能性が低く、信用力が比較的高いと評価された債券をいいます。
例えば、Moody'sの格付けでBaa以上、S&PやFitchの格付けでBBB以上を取得している債券を指し、国債や地方債、国際機関債、優良企業の社債などが該当します。
一方で、投資適格債に対して、信用力(格付け)が低く、元本の償還や利息の支払いが不確実な債券を「投資不適格債(ジャンク債)」と言います。
一般に投資適格債は、発行体のデフォルトリスク(債務不履行リスク)が低く、元本の償還や利息の支払いが相対的に安全であると評価されているため、個人投資家でも比較的安心して投資することができます(債券の安全性が高い分、利回りは相対的に低くなる)。
また、世界の投資適格債に投資する債券ファンドは、投資信託でも定番商品の一つとなっています。
※債券の格付け:目論見書や格付会社のウェブサイトなどで確認することができる。