フジヤマ債

フジヤマ債は、日本国内で発行・流通する、オフショアの人民元建て債券（ユーロ元債）をいいます。

2011年12月の日中首脳会談で人民元債の日本における発行に合意して可能となったもので、2015年6月に三菱東京UFJ銀行（現：三菱UFJ銀行）が初めて発行しました。また、ユーロ元債とは、中華人民共和国（本土）以外の国や地域で発行される人民元債で、昨今、人民元の国際化の一環として、アジアや欧州、中東などでも発行されています。

一般に債券市場では、外国の発行体が発行する債券（外債）を発行地に関連の深い特別な名称（愛称）で呼ぶ慣行があり、フジヤマ債は、日本の象徴の一つである「富士山」にちなんだ愛称となっています。