セカンドプライス・オークション
英語: | Second-price auction |
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分類: | オークション |
セカンドプライス・オークションは、一斉に入札を行って、最も高い値を付けた人が、二番目に高い値を付けた人の入札価格で購入するというルール(方式)のオークションをいいます。
これに対して、最終的に最も高い価格を入札した買い手に販売され、支払額も最も高い価格に設定される方式を「ファーストプライス・オークション」と言います。
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セカンドプライス・オークションの仕組み
セカンドプライス・オークションは、米国の経済学者でノーベル賞を受賞したウィリアム・ヴィックリー(William Spencer Vickrey、1914/6/21-1996/10/11)が考案したものです。
従来のファーストプライス・オークションとは異なり、最も高い金額を入札した者を勝者とする際に、勝者自身の入札額ではなく、全体で二番目に高い入札額(競合者がない場合には売り手側の提示した最低金額)を支払わせるという仕組みになっています。
セカンドプライス・オークションの特色
セカンドプライス・オークションは、商品の売り手と買い手が「Win-Winの関係」になれるオークション方式と言われています。
身近にある問題を数理的に考察するゲーム理論によると、自分が正直な商品価値(評価額)を入札しておけば、競争相手がどんな価格で入札しても、損をすることはないとされています。
現在、本方式のアイデアは、様々なオークション市場で取り入れられており、例えば、Yahoo!オークションでも採用されています。