ダッチ・オークション
英語: | Dutch Auction |
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分類: | オークション |
ダッチ・オークション(Dutch Auction)は、「オランダ競売法」とも呼ばれ、最高値から段々と呼び値を下げていき、最初に買い手がついた価格で売買が成立する競売(オークション)をいいます。
通常のオークションである、入札する買い手側が価格をつり上げながら、最終的に最も高い価格を提示した買い手に落札される方式である「イングリッシュ・オークション(English Auction)」とは反対に、価格が順番に下がっていく仕組みになっています。
元々は、オランダの生花市場で採用されたことに由来し、取引のスピードが高速化できるため、現在、様々な市場で採用されています。例えば、証券市場では、米国財務省短期証券の入札方式や米国企業の自社株公開買付などが具体例として挙げられます。
ちなみに、ダッチ・オークション方式の自社株公開買付の最大の特徴は、株主に売却価格を決めさせることです。