ストップ狩り
読み方: | すとっぷがり |
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分類: | 外国為替市場 |
ストップ狩りは、主にFXで使われる用語で、「ストップハンティング」とも呼ばれ、ヘッジファンドなどの豊富な資金を持つ投資家が、マーケットで多くの個人投資家などが対象となる「損切り」を意図的に発生させることをいいます。
具体的には、ストップロスが溜まっているポイントである損切りラインを見抜き、相場の状況を見て大量の売買注文を出し、意図的に損切りラインまで相場を落として(相場を上げて)、大量のストップロスが連鎖的に執行されて相場が急落(急騰)したところで、反対売買をして利益を獲得するものです。
一般にストップ狩りは、外国為替市場において、連鎖的に価格が一方向に動く状況を意図的に作り出して利益を上げるものであり、実際に狙われやすいタイミングとして、注目度の高い経済指標の発表前後、重要な抵抗線に近づいた時、取引量の少ない市場のオープン時、ボラティリティが非常に低い時などが挙げられます。
そして、市場での仕掛けがうまくいった場合、ストップを狩った者が勝者となり、一方でストップを狩られた者が敗者となります。