アジア通貨単位

読み方: あじあつうかたんい
分類: 通貨

アジア通貨単位は、東南アジア諸国連合(ASEAN10カ国)と日中韓の計13カ国の通貨の加重平均値を示す指標をいいます。

2000年代に提唱されたもので、アジア開発銀行(ADB)が開発した「Asian Currency Unit(ACU)」と経済産業研究所(RIETI)が提案した「Asian Monetary Unit(AMU)」の二つがありますが、昨今では、あまり注目されていません。

●Asian Currency Unit(ACU)

1997年のアジア通貨危機が発端で、各国経済の比重に基づき、各々の通貨が一定の比率で合成されたもの。

●Asian Monetary Unit(AMU)

ASEAN+3のサーベイランス(各国の経済政策運営状況の健全性を相互に調査すること)における新たな基準(乖離指標)として提案されたもので、欧州通貨単位(ECU)を参考。

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