権利行使
読み方: | けんりこうし |
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英語: | Exercise |
分類: | オプション |
権利行使は、基本的な意味として、ある利益を主張・享受することのできる資格・能力を有する者が、実際にそれを使うことをいいます。
現在、オプション取引やカバード・ワラント、新株予約権、少数株主権、ストックオプション、フリーエージェント(FA)、特許権、商標権、実用新案権、瑕疵担保責任など、世の中で広く使われている用語で、それぞれで意味が定められています。
一般に権利行使は、オプション取引においては、オプションの買い手が権利を行使し、取引を完結することをいいます。この場合、オプションの売り手は、市場実勢にかかわらず、権利行使価格で原資産の売買に応じなければなりません。
オプション取引について
オプション取引とは、デリバティブの一つで、通貨や株式、金利、債券、コモディティなどの原資産について、将来の一定の期日(期間内)に一定の数量を、その時の市場価格に関係なく、予め決められた特定の価格(権利行使価格)で買う権利、または売る権利を売買する取引をいいます。
オプションの権利行使の種類
オプションの権利行使には、「ヨーロピアンタイプ」、「アメリカンタイプ」、「バミューダタイプ」の3種類があります。また、実際に権利を行使するかどうかは買い手の任意ですが、買い手が権利を行使した場合、オプションの売り手は、これに応じる義務があります。
・ヨーロピアンタイプ:満期日(予め決めた期日)にのみ権利行使可
・アメリカンタイプ:満期日までの間、いつでも権利行使可
・バミューダタイプ:満期日までの複数回の期日に権利行使可