デフレスパイラル
英語: | Deflationary spiral |
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分類: | 物価 |
デフレスパイラル(Deflationary spiral)は、物価の下落と実体経済の縮小が繰り返される悪循環をいいます。
世の中のモノやサービスの価格(物価)が継続的に下落し続ける状態をいう「デフレーション(Deflation)」と、螺旋(らせん)をいう「スパイラル(Spiral)」を掛け合わせた用語で、物価の下落が継続して起こり、それに連れて景気がどんどん悪くなっていく状況を指します。
一般にデフレスパイラルは、需要の減退 → 物価の下落 → 企業の採算悪化 → 設備投資や雇用などの調整 → 個人所得の減少 → 個人消費の減少 → さらなる需要の減退という形でデフレが進行するメカニズムとなっており、日本では、1990年代のバブル崩壊後、20年超悩まされました。
なお、デフレスパイラルに陥った場合、実体経済が縮小することを防ぐため、中央銀行は物価目標を定めて金融緩和を実施し、対処します。