規模の不経済
読み方: | きぼのふけいざい |
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英語: | Demerit of Scale |
分類: | 経済 |
規模の不経済(Demerit of Scale)は、規模が大きくなることにより発生するデメリット(非効率性)をいいます。
例えば、組織が巨大になりすぎた故に社内の風通しが悪くなったり、情報伝達や意思決定に時間がかかりすぎたり、また目的意識の共有化が難しくなったりして生じる「負の現象」で、巨大企業が抱える問題の一つとなっています。
一般に企業において、規模の拡大に伴って、管理対象が巨大になり、複雑性が増して「規模の不経済」が起きやすくなりますが、一方で一部の企業では、規模を拡大しながらも、複雑化への対応力を増し、非効率性の発生を防いでいるところもあります。