パーシェ指数
読み方: | ぱーしぇしすう |
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英語: | Paasche index |
分類: | 指標 |
パーシェ指数は、ドイツの経済学者であったパーシェ(Hermann Paasche、1851-1925)が1874年に提唱した方法による指数をいいます。
指数計算におけるウェイトとして、各時点の値(現在の財の数量)を使う方法で、具体的には、現在と同じ数量の消費を行ったとした場合、現在と基準年でどれだけ変化しているかを見ることができる指標となっており、例えば、本指数を用いて計算するものに「GDPデフレーター」があります。
一般にパーシェ指数は、現在の生活(比較年の消費動向)をするのに必要な購入費用が、基準年からどれだけ増えているかを示すものであり、現在の財の数量をもとにした価格比較となっています。
なお、パーシェ指数に対して、基準年の財の数量をウェイトとして使用した価格指数を「ラスパイレス指数」と言います。
※パーシェ指数の計算では、毎年、ウェイトを変更しなければならないが、このウェイトのデータを入手するのが結構大変である。