アンダーライティング
英語: | Underwriting |
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分類: | 証券ビジネス |
アンダーライティング(Underwriting)は、証券ビジネスで使われる用語で、引受・売出し業務をいいます。これは、証券会社や登録金融機関が、株式や債券などの有価証券の募集・売出し・私募に際し、有価証券を取得することを指します。
現在、日本においては、内閣総理大臣の認可を受けた会社に限られ、発行される有価証券が全部取得され、未取得部分を残さないことを発行者に保証し、有価証券の発行による資金調達を確実にする機能を果たしています。
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アンダーライティングの位置づけ
アンダーライティングは、証券業界では、顧客の注文を取引所等に発注する業務である「ブローキング」、自己売買で利益を追求する業務である「ディーリング」、募集・売出しの業務である「セリング」と並ぶ、主要業務の一つとして位置付けられています。
また、アンダーライティング(引受・売出し)は、セリング(募集・売出し)と似ていますが、セリングの場合は、仮に売れ残っても引き取る必要がないのが相違点となっています。
アンダーライティングの種類
アンダーライティングには、「買取アンダーライティング」と「残額アンダーライティング」の二つがあります。
買取アンダーライティング
有価証券の発行者もしくは所有者から、その有価証券の全部または一部を取得すること。
残額アンダーライティング
他に有価証券を取得する者がいない場合、その残部を発行者もしくは所有者から取得すること。