引受

引受は、「引き受け」や「引受け」とも表記され、有価証券や保険、信託、手形、債務、委託、寄託、荷物、危険、訴訟など、何らかの負担（責任）を引き受ける場合に使われる用語です。

証券ビジネスでは、「アンダーライティング」とも呼ばれ、証券会社や登録金融機関が、株式や債券などの有価証券の募集・売出し・私募に際し、有価証券を取得することをいいます。

目次：コンテンツ構成

• 引受の種類について
• 引受の関連用語について

引受の種類について

株式や債券などの有価証券の引受には、「買取引受け」と「残額引受け」の二つがあります。

現在、日本においては、有価証券の引受は内閣総理大臣の認可を受けた会社に限られ、また発行される有価証券が全部取得され、未取得部分を残さないことを発行者に保証し、有価証券の発行による資金調達を確実にする機能を果たしています。

買取引受け

有価証券の発行者もしくは所有者から、その有価証券の全部または一部を取得すること。

残額引受け

他に有価証券を取得する者がいない場合、その残部を発行者もしくは所有者から取得すること。

引受の関連用語について

「引受」の関連用語として、不特定かつ多数の投資家に対して、新たに発行される有価証券の取得の申込を勧誘することを「募集（公募）」と言います。また、既に発行された有価証券の売付けの申込またはその買付けの申込の勧誘のうち、均一の条件で50人以上の者を相手方として行うことを「売出し」と言います。