インターネット銀行

読み方: いんたーねっとぎんこう
英語: Internet bank
分類: 金融機関

インターネット銀行(ネット銀行)は、「オンライン銀行」とも呼ばれ、インターネットでサービスを提供する銀行をいいます。

銀行業界の中で、情報技術(IT)を駆使し、インターネットを主な取引チャネルとし、店舗や人員のコストを削減することにより、顧客に有利な金利や手数料、利便性などを提供することを基本コンセプトとした形態となっています。

なお、従来の銀行が提供する、インターネット上のバンキングサービスについては、「ネットバンキング」や「オンラインバンキング」と呼ばれることが多いです。

目次:コンテンツ構成

日本のインターネット銀行

インターネットの普及に伴い、1990年代半ばから米国や欧州でネット銀行が相次いで開業しました。一方で、日本では、2000年10月にジャパンネット銀行(現・PayPay銀行)が開業して以降、ネット銀行の設立が相次ぎ、今日では、多くの顧客を獲得し、有力な形態として定着しています。

現在、日本において、「インターネット銀行」と呼ばれるのは、以下の7行です。

・PayPay銀行:Zフィナンシャルと三井住友銀行が2大株主
・楽天銀行:楽天グループ
・ソニー銀行:ソニーフィナンシャルグループ
・住信SBIネット銀行:三井住友信託とSBIが出資
・auじぶん銀行:auフィナンシャル(KDDIグループ)
・大和ネクスト銀行:大和証券グループ
・GMOあおぞらネット銀行:あおぞら銀行グループ

インターネット銀行の取引方法

インターネット銀行は、従来の銀行とは異なり、実店舗がないため、パソコンやスマホなどを通じて、預金作成、振込・振替、残高照会、ローンなど、ネット(ウェブサイト)上で取引を行います。

また、キャッシュカードを使って、提携するATMやCDで入出金等を行うことになります。

インターネット銀行の商品・サービス

インターネット銀行は、既存の銀行と同様な商品・サービスを提供しているところもあれば、一方でシンプルな商品・サービスを提供しているところもあり、結構、異なっています。また、中には、既存の銀行にはない独自サービスを提供しているところもあります。

以下は、日本のインターネット銀行で提供されている商品・サービスの概要です(金融機関によって結構異なる)。

<ネット銀行の商品・サービスの概要>

円預金、外貨預金、投資信託、純金積立、FX、住宅ローン、フリーローン、目的型ローン、不動産担保ローン、保険、クレジットカード、公営競技投票、BIG・TOTO、宝くじ、海外送金、スマホ決済アプリ、金融商品仲介 他

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