大手証券

大手証券は、日本の証券業界の中で、経営規模が格段に大きな証券会社をいいます。これは、全国各地に営業拠点を置くほか、海外にも拠点を置き、個人投資家向けのリテール業務から各種法人向けのホールセール業務までフルサービスの証券業務を展開し、また有価証券の様々な業務で主幹事証券となることも多いです。

1990年代までは、野村證券、大和證券、日興證券、山一證券の４社を「大手証券」と呼ぶ時代が長く続きましたが、バブル崩壊後の業界再編を経て、21世紀の今日では、野村證券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、みずほ証券の５社が「大手証券」とされています。