商社金融
読み方: | しょうしゃきんゆう |
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分類: | 金融 |
商社金融は、商取引において、商社が商品の支払サイトを通じて取引先に実質的な資金融通(融資)を行うことをいいます。
日本の商慣習の一つで、具体的には、商社がメーカー(売主)と客先(買主)の間に入り、売主に対しては早期に代金を支払う一方、買主に対しては長期の支払サイトを受け入れ、その間のリスクと金利を負担する代わりにマージン(利鞘)を得る仕組みとなっています。
かつては、商社金融は商社の主要機能の一つでしたが、時代の変遷の中で、商社の事業モデルの変革、商社を外した直接取引の増加、ファイナンスの多様化、会計基準の変更などで大きく縮小しています。
※支払サイト:取引代金の締め日から支払日までの猶予期間