ビックデータ

英語: Big Data
分類: テクノロジー

ビックデータ(Big Data)は、従来の情報技術(IT)では管理・分析できないほど膨大で多様な「大容量データ」のことをいいます。

事業や行政などに役立つ知見を導出するためのもので、また本データを用いて、社会・経済の問題解決や業務の付加価値向上などを行う事業を「ビッグデータビジネス」と言います。

一般にビックデータの中身は、以下のような幅広い取得対象(ネット・機器・システム・センサー等)からリアルタイムで蓄積される膨大なデータであり、特に非定型でリアルタイム性が高いデータを意味することが多いです(定義は非常に曖昧)。

<ビックデータの取得対象>

ウェブサイトのログ、文字・音声・動画等のマルチメディア情報、データウェアハウス、顧客情報、POS(販売時点情報管理)情報、メール、SNS(交流サイト)、ミニブログ、GPS(全地球測位システム)、スマートメーター、乗降システム、通行システム、観測機器、機械センサー 他

かつては、こうした大容量データを効率的に処理するのは非常に困難でしたが、昨今のハードウェアの飛躍的な進化と低価格化、大量のデータを高速処理可能なシステムの発展などにより、ビッグデータを活用できるようになりました。

具体的には、大量のデータを高度なデータマイニング手法によって多角的に分析し、その結果を活用することによって、専門家でさえ気づかない事象の変化への対応や人を介さない意思決定などが実現可能になるそうです。

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