ネオバンク

英語: Neo Bank
分類: 業態

ネオバンク(Neo Bank)は、自らは銀行免許を持たずに、主にモバイル(スマホ等)で金融サービスを提供する企業をいいます。

フィンテックの一種で、既存の銀行と提携し、インターネット上で様々な金融サービスを提供するスタートアップ企業または既存企業を指し、2009年頃から米国を中心に広がり始めたとされています。

ネオバンクの位置づけ

ネオバンクは、従来の銀行になかった、新たな付加価値を提供するのが特色です。また、ビジネスモデルとしては、提携した銀行のプラットフォームを活用し、独自のインターフェースを構築することで、スマホ等を通じて決済や融資、送金、家計簿、キャッシュフロー管理などの機能を提供します。

一方で、既存の銀行にとっては、金融と非金融の境界線が曖昧になる中、ネオバンクと協調することによって収益の多角化を図る狙いがあります。

ネオバンクの躍進(海外と日本)

昨今、ネオバンクは、海外(欧米等)において、一つの勢力として躍進しており、代表的な企業には、米国のSimple社やMoven社、Chime社などが挙げられます。

また、日本においても、2018年に施行された改正銀行法により、異業種が銀行システムに接続できるよう金融機関が仕様を公開する「オープンAPI」が整備されました。これにより、一昔前と違って、銀行と連携しやすくなり、ネオバンクが注目されるようになっています。

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