ミューチュアルファンド

英語: Mutual fund
分類: 投信区分

ミューチュアルファンド(Mutual fund)は、アメリカ合衆国の一般的な投資信託の通称(呼び名)をいいます。これは、米国において、会社型投資信託のうち、複数の投資家が資金を提供し、共同で運用を行う、オープンエンド型投資信託を指します。

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ミューチュアルファンドの概要

ミューチュアルファンドは、米国で最も普及している投資信託の形態で、通常、会社型投資信託のうち、請求により随時解約のできる、オープンエンド型のファンドを指します。

その呼び名は、1940年代の米国の投資会社法制定の時期に、"ファンドの投資家は損益を均等にシェアする"と言う意味で「mutual(ミューチュアル):相互に」という言葉が使われたことに由来するそうです。

ちなみに、初めてのミューチュアルファンドは、1924年にマサチューセッツ州のボストンで生まれたそうです。

投資信託(ファンド)のタイプ

投資信託(ファンド)には、「会社型(コーポレーション型)」と「契約型(トラスト型)」の2つのタイプがあり、現在、米国では会社型が大半を占めているのに対して、日本では契約型が大半を占めています。

一般に会社型投資信託においては、ファンドの運用目的のために設立された投資会社(株式会社組織)に出資する形式となっており、投資家はその株式を買うことにより、株主としてファンドに投資することになります。

一方で、契約型投資信託においては、投資家、販売会社、投資信託会社、信託銀行などの間の契約のもとに運用される形式となっており、投資家とファンドの設定者との間での契約により受益証券を買う仕組みとなっています。

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