カントリーファンド

読み方: かんとりーふぁんど
分類: 投信区分

カントリーファンドは、外国投資信託の一種で、特定の国または地域に対する証券投資を目的として、外国で設立されたクローズドエンド型の投資信託をいいます(現在、上場ファンドはなし)。

ファンドの投資証券が発行され、運用資金が投資家から広く集められる仕組みで、投資対象国の代表的な銘柄に分散投資を行うことから、投資家は個別銘柄の情報を収集することなく投資対象国全体の経済成長の効果を享受することができます。

実際の取引にあたっては、証券会社に外国証券取引口座を開設することが必要で、また市場(証券取引所)における売買方法は、通常の株式と同様で、信用取引も可能となっています。

21世紀に入り、日本の証券取引所に上場するカントリーファンドは減少傾向となり、2019年4月に東京証券取引所に唯一上場していた「モルガン・スタンレー・アジア-パシフィック・ファンド・インク(8682)」が上場廃止となり、現在、上場ファンドはありません。

※クローズドエンド型:投資家が解約請求等を行うことにより換金することができないタイプの投資信託。

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