投資信託約款

読み方: とうししんたくやっかん
分類: 書類

投資信託約款は、「信託約款」や「約款」とも呼ばれ、投資信託(ファンド)の契約について規定したものをいいます。

個々のファンドの基本となるルールで、具体的には、委託者(投資信託会社)、受託者(信託銀行)、受益者(投資家)の権利や義務のほか、受益権、信託契約期間、収益分配、償還、信託報酬など、ファンドを運営・管理していくために必要な情報が記載されており、設定前に監督官庁(金融庁)へ届け出が必要となっています。

現在、投資信託法により、ファンドの販売会社は、投資信託約款の内容等を記載した書面を投資家に交付することが義務付けられており、また目論見書に約款と同等の内容が記載されている場合には、目論見書を交付すればよいことになっています(電子交付も可能)。

なお、約款の内容に変更があった場合には、金融庁に訂正の届け出を行い、投資家に広く周知するよう、投資信託法で定められています。

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