ユーロ圏
読み方: | ゆーろけん |
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英語: | Euro Area |
分類: | EU |
ユーロ圏は、「ユーロゾーン」や「ユーロランド」とも呼ばれ、欧州連合(EU)に加盟する国のうち、欧州経済通貨同盟(EMU)に加盟し、欧州統一通貨「ユーロ(Euro)」を採用している国々(地域)をいいます。
現在、世界において、ユーロが商取引で普通に通用する地域は、欧州諸国や旧宗主国を中心に相当の数に上っており、将来的に米ドルに匹敵する経済圏になる可能性もあります。
目次:コンテンツ構成
ユーロ圏の金融政策
ユーロ圏では、域内の政策金利は、欧州中央銀行のECB政策理事会で決められています。
発足以来、単一の金融政策が採用されている一方で、財政政策については、各国の主権に委ねられるという「制度的な欠陥(弱点)」があり、2010年代前半の欧州債務危機では、その弱点を露呈することになりました。
ユーロ圏の構成国(2023年1月:20カ国)
ユーロ圏は、現在、以下の国々から構成されています。人口面で3億人を超え、一人当たりのGDPも高く、米国に次ぐ世界第2位の経済規模を誇り、また加盟国の産業構造面では、全体の7割以上が第2次産業や3次産業に従事する先進工業国となっています。
1999年導入国(当初)
オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン
1999年以降導入国(拡大)
・2001年:ギリシャ
・2007年:スロヴェニア
・2008年:キプロス、マルタ
・2009年:スロヴァキア
・2011年:エストニア
・2014年:ラトビア
・2015年:リトアニア
・2023年:クロアチア