ダウ・ジョーンズ公共株平均

ダウ・ジョーンズ公共株平均は、「ダウ公共株15種平均」とも呼ばれ、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する、アメリカ合衆国の代表的な公益企業15種で構成される平均株価指数をいいます。

1929年にダウ工業株平均株価から除外された公益企業の株式で算出が開始されたもので、現在、電力やガス、水道、エネルギーインフラなどの代表的企業で構成されていますが、本指数に連動する投資信託は設定されていません（似たような値動きをするETFはあり）。

一般に公共株は、業績が景気に左右されにくく比較的安定して推移し、また債券と似たような値動きをすることから、ダウ公共株15種平均は、債券投資の指数の代替として使用されることもあります。

なお、本指数（ダウ公共株15種）は、ダウ工業株30種、ダウ輸送株20種と共に、「ダウ総合65種平均」を構成する要素の一つとなっています。