保険料率
読み方: | ほけんりょうりつ |
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分類: | 保険料 |
保険料率は、保険料を算出する際に用いる割合のことで、単位保険金額あたりの金額で表されるものをいいます。
生命保険や損害保険では、単位保険金額に対する保険料の割合を指し、例えば、保険金額1,000円あたり1円の保険料であれば「1円」、または「1パーミル」と表現されます(通常、単位保険金額は、火災保険の場合は1,000円、生命保険の場合は10万円など)。
一般に保険料率は、単位保険金額に対する保険契約者の支払う費用を表わし、任意の契約保険金額に対する総費用を表わす「保険料」とは異なる概念となっています。
なお、本用語は、公的年金や健康保険、介護保険、労災保険、雇用保険、預金保険、貿易保険など、公的部門でも広く使われています。
<公的年金の保険料率>
公的年金では、年金給付の原資となる「保険料を算出する際に用いる乗率」という意味で使われている。例えば、厚生年金保険の保険料は、月例給与相当額(標準報酬月額)と賞与の額(標準賞与額)に各々の保険料率を乗じて算出し、それを事業主と従業員が折半で負担する仕組みになっている。