保険法
読み方: | ほけんほう |
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分類: | 法律 |
保険法は、損害保険や生命保険、傷害疾病定額保険において、保険契約の関係者(顧客・保険会社等)の権利や義務などの基本的なルールを定めた法律をいいます。
1899年に商法の制定後、長い間、保険契約に関する規定は商法の中で定められていましたが、時代の変化による保険を取り巻く状況を踏まえて全面的な見直しが行われ、2010年4月1日に商法から独立した新しい法律として「保険法」が施行されました。
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保険法の主な特徴
保険法は、2010年に施行された、保険契約に関する一般的なルールを定めた法律で、以下のような特徴があります。
◎昨今、広く普及している傷害疾病保険に関する規定が設けられ、傷害や疾病に基づいて保険金が支払われる保険契約についても、保険法のルールが及ぶことになった。
◎告知制度に関する規定の見直しや保険金・給付金の支払いに関する規定の明確化、遺言による受取人の変更など、保険契約者、被保険者および保険金受取人の保護のための規定が整備された。
保険法の趣旨と条文構成
保険法の趣旨と条文構成は、以下のようになっています。
保険法の趣旨(第1条)
保険に係る契約の成立、効力、履行及び終了については、他の法令に定めるもののほか、この法律の定めるところによる。
保険法の条文構成(概要)
第一章 総則
第二章 損害保険
・第一節 成立
・第二節 効力
・第三節 保険給付
・第四節 終了
・第五節 傷害疾病損害保険の特則
・第六節 適用除外
第三章 生命保険
・第一節 成立
・第二節 効力
・第三節 保険給付
・第四節 終了
第四章 傷害疾病定額保険
・第一節 成立
・第二節 効力
・第三節 保険給付
・第四節 終了
第五章 雑則
附則