リスク細分型自動車保険
読み方: | りすくさいぶんがたじどうしゃほけん |
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分類: | 自動車保険(種類) |
リスク細分型自動車保険は、年齢や性別、地域、使用目的、走行距離といったリスクをより細かく区分し、それぞれのリスクに応じて保険料に格差をつける自動車保険です。これは、リスクの少ない契約者には保険料を安く、リスクの高い契約者には保険料を高くするという仕組みのため、非常に合理的と言えます。
目次:コンテンツ構成
リスク細分型自動車保険の9つのリスク要因
リスク細分型自動車保険の「リスク細分項目」は、保険会社によって、採用している項目に違いがあります。
この項目については、保険業法施行規則によれば、年齢、性別、運転歴、使用目的、使用状況、車種、安全装備、所有台数、地域の9つがあり、これを元に、保険料に格差をつけてもよいことになっています。
年齢 | 担保年齢、料率格差は3倍以内 |
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性別 | 男女による違い、格差は1.5倍以内 |
運転歴 | 等級、免許の色 |
使用目的 | 日常・レジャー、通勤・通学、業務 |
使用状況 | 使用頻度、年間走行距離 |
自動車の車種 | タイプ、排気量、グレード |
安全装置の有無 | エアバッグ、ABS、衝突安全ボディ・・・ |
所有台数 | 1台、複数台数 |
地域 | 全国7地域、料率格差は1.5倍以内 |
リスク細分型自動車保険の特色
リスク細分型自動車保険は、CMや広告などを見ると、一見誰でも安くなるようなイメージがありますが、実際に安くなるのはリスクの少ない方だけです。リスクの少ない方にとっては、30%や40%といった大幅な保険料ダウンが可能になることもありますが、逆にリスクの高い方にとっては、これまで以上に保険料がアップすることもあります。
一般にリスク細分型自動車保険は、保険会社によって「リスクの設定方法」や「リスクの評価方法」が異なるため、保険料に大きな差が出るようになっています。そのため、保険会社のサイトでオンライン見積もりを取ったり、また一括見積もりサイトで複数会社の見積もりを取ったりして、保険料を比較してみるのがよいでしょう。
なお、リスク細分型自動車保険の質問項目については、自己申告制ですので、正しい告知を行ってください。もし告知内容に誤りがあると、後でトラブルになったり、また十分な補償を受けられなくなることがありますので。