セクターローテーション
英語: | Sector rotation |
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分類: | 投資戦略 |
セクターローテーションは、株式投資において、景気や相場の動向を把握した上で、各局面ごとに、有望な業種セクター(銘柄群)に投資対象を切り替えていくことで、常に高いパフォーマンスを得ようとする投資戦略(運用手法)をいいます。
また、セクターとは、銘柄が持つ様々な属性のうち、何かある特定の属性に着目して分類したもので、例えば、以下のように、景気循環の各局面毎で高い投資成果を達成する銘柄群には一定のパターンがあるそうです。
◎景気の回復段階(拡大期)では、資本財需要が高まるため、建設機械や工作機械、半導体装置などの設備投資関係の業種が買われることが多い。
◎景気の中段から上昇する局面(成熟期)では、自動車や家電、小売りなどの消費関連業種、金融や建設などの金利敏感業種が買われることが多い。
◎景気の下降局面(後退期から停滞期)では、食糧品や医薬品、インフラなどのディフェンシブ業種が買われることが多い。
一般にセクターローテーションで運用を行う場合、マクロ経済見通しなどに基づき、景気を先読みして、そのセクターの銘柄を買う必要があります。また、同じセクター内でも企業間の業績は大きく異なるため、企業間の格差にも注目する必要があります。
なお、本手法は、投資のプロでも意外とうまくいかないことが多いので、個人投資家は経験と知識を着実に向上させて、実践していく以外にありません。