投資対象
読み方: | とうしたいしょう |
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英語: | Investment asset class |
分類: | 運用計画 |
投資対象は、リターンを得るために、ある程度、リスクをとって運用する対象(商品)をいいます。これには、短期金融商品や債券、株式、コモディティ、デリバティブ(先物・オプション等)、不動産などがあり、その他に、地域や商品、通貨といった視点もあります。
一般に投資対象については、運用会社や年金基金などの法人だけでなく、個人も明確にしておいた方がよいです。実際のところ、これが明確でないと、投資によって期待する成果が曖昧になってしまうことが多いです。
目次:コンテンツ構成
投資対象の原則について
投資対象となる商品の原則(概念)として、リスクとリターンは表裏一体の関係にあり、「ローリスクでハイリターンを得られるものはない」と認識しておくことが必要です。
投資対象のリスク
リスクは、将来の結果が不確実であることをいい、損失と利益の両方の可能性を含みます。
投資対象のリターン
リターンは、将来得られる可能性のある収益や収益率のことをいいます。
投資信託の投資対象について
投資信託では、証券投資のプロであるファンドマネージャーを中心に、高度な情報分析や運用手法を駆使して投資家の資金が運用されています。通常、投資対象は、地域・商品・通貨の3つに大きく分けられ、また商品タイプは、株式型・債券型・バランス型の3つに大きく分けられます(その他に、コモディティやデリバティブなどもあり)。
株式型ファンドの場合
投資方針で定めた株式を対象に、ハイリスク・ハイリターンの投資成果を独自の視点で狙うことが目標となっています。
債券型ファンドの場合
国債・地方債・社債・外債・短期金融商品等で運用し、元本の安定性を重視したものが一般的です(ローリスク・ローリターンを狙ったものが多い)。
バランス型ファンドの場合
債券と株式の2つのアセットクラスに資金を分散投資してリスクを低減し、債券からは安定的なインカムゲインを確保する一方で、株式からは値上がりによるキャピタルゲインを見込むことが目標となっています。