マージンコール

英語: Margin call、Additional margin
分類: 資産管理

マージンコール(Margin call)は、「追い証」とも呼ばれ、信用取引や先物・オプション取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などにおいて、差し入れている委託証拠金の総額が、相場の変動等によって必要額より不足してしまった場合に、追加しなければならない証拠金をいいます。

また、本用語は、証拠金から損失を差し引いた金額が、ある一定の割合の金額を下回った場合に通知する仕組みを言う場合もあります。

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マージンコールの認識

マージンコール(追い証)は、緊急時の対応であり、これをしたからといって相場が意図した方向に動かなければ、損失がさらに拡大し、新たな追い証を差し入れなければならない事態になることもあります(実現損の一時回避に過ぎず、さらに評価損が膨らむ可能性もあり)。

そのため、リスク管理の観点からは、大きな損失を出さないためにも、レバレッジを掛け過ぎないこと、また損切りを適切に行うことが大切であると言えます。

信用取引のマージンコール

マージンコールは、信用取引においては、株価変動時等に追加で差し入れる委託証拠金をいいます。これは、取引ルールとして、委託証拠金から保有する銘柄の評価損を差し引いた額が、建玉約定代金の一定比率(25%や30%など)を維持しなければならない仕組みによるものです。

一般に証券会社が定める最低比率を下回った時、投資家はマージンコールを差し入れて取引を続けるか、あるいは反対売買して取引を手じまうかの選択を迫られます(差し入れの期限あり)。また、相場の先安感が強い時は、マージンコール回避の投げ売りが相場の下落を加速させることもあります。

なお、何もせずに差し入れ期限が過ぎた時は、強制決済されて大きな実現損が出ることになります。

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