サヤすべり取り
読み方: | さやすべりどり |
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英語: | Rolling |
分類: | 投資手法 |
サヤすべり取りは、「ローリング」とも呼ばれ、先物において、需給が平穏で順ザヤの時に、期先を機械的に売っていくだけで利益が出るという投資手法をいいます。
順ザヤの相場で、先物が時間の経過と共に、期先から期近になって安くなる「鞘滑り(サヤすべり)」に着目したもので、順鞘時に先物(期先)を売って、順ザヤによる減価を時間をかけて収益化するという仕組みになっており、その昔、大富豪のロスチャイルド家が巨額の富を得た手法として知られています。
一般にサヤすべり取りは、利益率は低いものの、長期的にはリスクは低いとされますが、一方で相場の上昇時に評価損に耐えられるだけの充分な資金力がないとできないので、お金持ちにしかできない投資方法とも言えます。