ハト派
読み方: | はとは |
---|---|
英語: | Dove |
分類: | 政治 |
ハト派は、「穏健派(慎重派)」とも呼ばれ、元々は政治的傾向を分類する用語で、外交や話し合いなどで平和的に問題を解決しようとする、穏便な見方や発言をする人や集団のことをいいます。
旧約聖書のノアの方舟の伝説で、平和を象徴するシンボルとなった「鳩(ハト)」に由来し、強硬手段を辞さない「タカ派」に対する用語で、日本の政治においては、特定の政党や派閥で分類されることもありますが、実際は、どの政党や派閥にもタカ派とハト派の議員が存在することが多いです。
現在、本用語(ハト派)は、政治で使われる以外に、金融で使われることもあります。この場合は、中央銀行の金融政策決定に関わる委員のうち、物価上昇を警戒しつつ景気にも配慮し、利下げなど金融緩和的な政策を支持する傾向のある人を指し、金融政策の決定時や政府の人選時などで注目されることがあります。