自動契約機

読み方: じどうけいやくき
分類: 機械

自動契約機は、「無人契約機」とも呼ばれ、大手の消費者金融会社が支店や無人店舗などに設置している、非対面型の無担保ローン(キャッシング)の借入れ契約機をいいます。その歴史は、1993年にアコムが設置した「むじんくん」が最初だそうです。

目次:コンテンツ構成

自動契約機のシステムについて

自動契約機は、狭いスペースに設置できる、非対面型の無担保ローンの借入れ契約機(高性能の情報機器)で、通信回線を使ったテレビ会議システムを応用したシステムで構成されます。

具体的には、複数のカメラで室内にいる申込者の表情や姿を専用回線を通して遠隔地にいるオペレーターがモニターし、挙動不審が無いかを調べ、店頭での面会による手続きと同様、その人の信用度をチェックします。

また、身分証明書や契約書などの確認もスキャナ・ファクシミリ等の機能を活用して、即座にチェックできるようになっています。

<自動契約機での申込から実際の融資まで>

1.専用コーナーに入室(椅子に座る、ドアは自動ロック)
2.申し込み(タッチパネルを操作、身分証明書等をスキャン)
3.審査回答連絡(その場で審査、契約利率や利用限度額を回答)
4.契約の手続き(その場でカード発行)
5.利用開始(併設のATMや提携CD・ATMでキャッシング)

自動契約機の特色について

自動契約機は、店頭とは異なり、人と顔を直接合わせずに済むことで「お金を借りる時の抵抗感」が和らぐため、ローン(キャッシング)を利用しやすくしています。

ただし、無人といっても、モニターを通して遠隔地にいるオペレーターによって操作されているため、単に機械を相手にして契約手続きが全て自動で行われているわけではありません(分からないことがあれば、オペレーターにも直接聞ける)。

◎審査自体は店頭と同じであり、無人だからといって決して甘いわけではない。

◎審査に通ると、その場でカードが発行され、その後、併設のATMでお金をすぐに借りることができる。

iFinancial TV