増配
読み方: | ぞうはい |
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英語: | Dividend increase |
分類: | 配当 |
増配は、前の期よりも配当の額を増やすことをいいます。これは、業績改善や株主重視策として配当を増やすことであり、具体的には、業績向上に伴う「普通増配」、企業の設立周年や創立周年などを記念する「記念増配」、特別の意味をこめる「特別増配」などがあります。
また、本用語は、株式だけでなく保険でも、同様の意味で、契約者に対して使われます。
一般に配当の額は、利益が増えると増額され、利益が減ると減額されますが、長年、日本企業の場合は、会社の政策として、同業他社とのバランスや過去の配当状況などを考慮し、配当の額が決められることが多かったです。
一方で、米国企業の場合は、業績が良ければ増配するのが一般的なので、スリーエム(3M)やP&G、コカコーラなど、何期にもわたって連続増配をしている会社も珍しくありません。
なお、増配を公表した企業の株式は、業績に対する期待感もあり、株式市場で買われる傾向が強まるので、株価は上昇する傾向があります。