ガンジャンピング規制
読み方: | がんじゃんぴんぐきせい |
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分類: | M&A |
ガンジャンピング規制は、M&Aにおいて、企業結合期日前の合併当事者に対する競争法上の規制をいいます。これは、M&Aが完了するまでは、買い手側と売り手側に別個の事業体として活動することを求めるもので、大きく分けて「手続法違反」と「実態法違反」に関する二つの規制があります。
●手続法違反
独禁当局の審査前に、M&Aの手続きを完了してしまうこと。
●実態法違反
M&Aの手続きが完了する前に、顧客との取引条件など競争上重要な情報を交換したり、既に単一の事業者であるかのように合併当事者双方で協調した事業活動をしたり、また事業統合を開始したりすること。
ちなみに、ガンジャンピング(Gun Jumping)という用語は、陸上競技などで、スターターピストルが鳴る前に選手が飛び出す「フライング」を意味する英語から来ています。