EBS
読み方: | いーびーえす |
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英語: | Electronic Broking Services |
分類: | 取引所(システム) |
EBSは、米国の取引所運営会社のCMEグループが提供する、外国為替取引の電子ブローキングサービスをいいます。
電子ブローキングとは、コンピュータシステムが取引を仲介するブローキングをいい、電子情報端末を通して入力された取引金額や取引条件について、コンピュータが売り手と買い手の注文を瞬時に付き合わせ、取引を成立させるものです。
現在、EBSは、外国為替取引の電子ブローキングで世界最大のシェアを占めており、外国為替市場の中核に位置しています。
<EBSの沿革について>
◎1990年にEBSは、ロイターに対抗するため、銀行グループによって「EBS社(Electronic Broking System)」として設立された。
◎2006年にEBS社は、世界最大のインターディーラーブローカーであったICAPに買収された。
◎2018年にEBSを有するNEXグループ(旧・ICAP)は、取引所運営会社のCMEグループに55億ドルで買収された。
※NEXグループ:スポットFXや貴金属、NDF(ノンデリバラブル・フォワード)、NDS(ノンデリバラブル・FXスワップ)などの世界有数のECN(Electronic Communications Network)業者の一つだった。