マクロ系ファンド
読み方: | まくろけいふぁんど |
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分類: | 市場参加者 |
マクロ系ファンドは、ファンダメンタルズ分析に基づいた、グローバルマクロ戦略を主としたファンドをいいます。これは、ヘッジファンドの一種で、大きな資金量でレバレッジをかけて、世界中に投資するダイナミズムが魅力となっており、またファンドによって個性がある一方で、同じ市場環境でもポジションが異なることがよくあります。
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マクロ系ファンドの概要
マクロ系ファンドは、世界の市場動向をマクロの視点から分析して予測を行い、通貨や株式、債券、コモディティなど様々な運用対象について、機動的に投資を行って収益を狙うものです。
具体的には、ファンダメンタルズ分析から算出した理論価格と実際の市場価格との差(歪み)に注目したり、各国の金利や通貨政策の誤り(歪み)に注目したりすることによって、市場価格の割安・割高を判断し、裁定の機会を積極的に狙って収益を獲得します。
マクロ系ファンドの具体例
マクロ系ファンドは、過去においては、ジョージ・ソロス氏が率いた「Quantum Fund」やジュリアン・ロバートソン氏が率いた「Tiger Management」などが一世を風靡し、また昨今では、世界的に有名なファンドとして、Caxton Associates、Bridgewater Associates、Soros Fund Managementなどがあります。
なお、リスク度合いは大きく異なりますが、米国の一部の年金ファンドなども、このタイプに挙げられることがあります。