不利益変更
読み方: | ふりえきへんこう |
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分類: | 企業年金 |
不利益変更は、年金制度において、加入者または受給権者に不利となる受給資格の変更や給付の削減などをいいます。
現在、厚生年金基金では年金局長の通達で、また確定給付企業年金では省令で、給付減額のルールが規定されており、通常、正当かつ相当の事由がない限り、不利益変更は認められません。
なお、本用語(不利益変更)は、年金だけでなく、労働条件や生活保護などでも広く使われています。
●労働条件(労働契約法の規定による)
使用者が労働者と合意することなく就業規則を変更し、労働者に不利益(賃金の減額や労働時間の延長など)になるように労働条件を変更することはできない。
●生活保護(生活保護法の規定による)
生活保護を受ける人が、正当な理由なく、既に決定した保護を不利益に変更されない。