年金資産
読み方: | ねんきんしさん |
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分類: | 概念 |
年金資産は、公的年金や確定拠出年金などにおいては、個人の年金についての財産権をいいます。
また、企業会計においては、退職給付に充てるために積み立てられている資産を指し、現在、企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準(2012年改正)」では以下のように定義されています。
<退職給付に関する会計基準の定義>
年金資産とは、特定の退職給付制度のために、その制度について企業と従業員との契約(退職金規程等)等に基づき積み立てられた、次のすべてを満たす特定の資産をいう。
(1)退職給付以外に使用できないこと
(2)事業主及び事業主の債権者から法的に分離されていること
(3)積立超過分を除き、事業主への返還、事業主からの解約・目的外の払出し等が禁止されていること
(4)資産を事業主の資産と交換できないこと