隣地境界線
読み方: | りんちきょうかいせん |
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分類: | 土地 |
隣地境界線は、隣の敷地との境を示すもの(隣接する敷地との境界線)をいいます。
具体的には、敷地の境界点に埋設された杭や鋲などの境界標を結んだ線を図面上に示したもので、戸建ての新築では、敷地調査を基に配置図に記載されています。また、民法では、境界線付近の建築の制限として、建物を築造するには、境界線から50cm以上の距離を保たなければならないとしています。
一般に隣地境界線は、かなり昔に隣接していた者同士が取り決めた場合、長い年月の間に境界線が曖昧になったり、また認識する境界線が公図や地積測量図のものと一致しなかったりするなど、トラブルが結構多いので注意が必要です。
<本用語の使用例>
・隣地境界線からの離れや目隠しについては、建築基準法に規定されていない
・建物の外壁面から隣地境界線までの距離は、壁面線、地区計画、風致地区、建築協定などによって制限される
・隣地境界線が不明確な場合は、隣地所有者と確認協議するほか、地籍図などを参照して土地の権利者が認め合った位置に境界を設けてください