タンス預金
読み方: | たんすよきん |
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分類: | 概念 |
タンス預金(箪笥預金)は、銀行や信金、信組、労金、JAバンクなどの金融機関に預けられず、家庭内に保管されている現金をいいます。
昔から、日本では箪笥(たんす)に現金が保管されているケースが多いことに由来する呼称で、その対象には、タンス以外の場所で保管されているものも含まれます(欧米ではマットレスの下が典型的な保管場所)。
一般にタンス預金は、身近なところに現金を保管できるため、緊急時の資金需要にいつでも対応できるなど流動性に優れていますが、その半面、利子が一切付かないため、インフレ時には価値の低下が起こります。また、金融システム不安時の金融機関の破綻リスクは一切ありませんが、その半面、盗難や火災などによる消失リスクがあります。