両建預金
両建預金は、銀行等が貸付の条件(見返り)として、借主に預入させる預金をいいます。これは、借主に対して行われる拘束預金の一つで、例えば、8000万円を融資して、1000万円を預金させるといったものです。
一般に両建預金は、銀行等にとっては、預金の獲得や貸付債権の保全、実効金利の引き上げといったメリットがある一方で、借主にとっては、資金の使用制限や金利負担の上昇といったデメリットがあるため、現在、銀行等の優越的な地位の汎用にあたるとされ、独占禁止法に抵触する不適切な取引として禁止されています。