軟調
読み方: | なんちょう |
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英語: | Weak, Downward |
分類: | 状況 |
軟調は、マーケットにおいては、買い気が乏しく、相場が少し安い状態をいいます。これは、需給関係が緩み、相場が緩やかに下がっている状態(下がり気味)を指し、具体的には、少し下降基調を続けている時に、市場全般および個別銘柄の両方でよく使われます(特に相場の全体感をつかむ時に用いられる)。
一方で、軟調とは反対(逆)に、相場が上向きで、しっかりしている状態を「堅調」と言います。
一般に軟調な相場では、市場での売買は盛り上がらず、また出来高も少ないため、時として悪材料が発生した場合は、大幅安になることもあります。ちなみに、本用語は、相場以外では、"柔らかい調子であること"や"明暗の対照が乏しいこと"などをいいます。
<本用語の使用例>
・今日の東京株式市場は軟調な展開になるとみられている
・小売株が軟調だった他、素材株や一般産業株などの景気敏感株にも売りが出た
・株価反発を受けてドル相場が総じて軟調に推移したことを受け、地合いを引き締めた