塩漬け
読み方: | しおづけ |
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分類: | 商い |
塩漬けは、主に株式投資(現物株)で使われる用語で、保有している銘柄が買値より大幅に下落し、売却した場合に損失が大きくなるため、売るに売れない状態をいいます。
一般に資産運用において、塩漬け銘柄には、含み損(評価損)が発生しており、評価損は売らなければ、実現損にはなりませんが、一方で将来的に必ず上昇するという確証はなく、時価評価での認識が現実的と言えます。
また、塩漬けの期間、その分の資金が固定されるため、他の銘柄に投資した場合に得られるかもしれない機会利益(儲け)を逃すことにもなります。
なお、塩漬けの本来の意味は「野菜や魚肉などを塩で漬けること、また漬けたもの」であり、株式以外では、似たような意味で、不動産でもよく使われます。
<本用語の使用例>
・塩漬け株を作らないためには、損切りラインを設ける
・個人投資家に塩漬け銘柄が多いのは、儲かった銘柄しか売らないからである
・一部の土地が塩漬け状態になっている要因を、市が安易に土地の先行取得を公社に依頼してきたことによる