高寄り

高寄りは、株式や債券、商品先物などで使われる用語で、寄り付きの価格（値）が前日の終値よりも高いことをいいます。これは、相場の地合いが強い時など、寄り付き前から買い注文が相次ぎ、前日の終値に比べて高い値で取引がスタートするものです。

例えば、前日の場が終了した後に、ある銘柄を上昇させる好材料などが報じられたりすると、翌日の寄り付きの際に買い注文が集まり、一気に値を上げたり、ストップ高になったりするなど、大きく高寄りすることがあります。

一方で、高寄りとは反対に、寄り付きの価格（値）が前日の終値よりも安いことを「安寄り」と言います。

＜本用語の使用例＞

・NY金は高寄り後、利益確定売りで上げ一服
・○○社は高寄りした後、一気にストップ高まで上昇
・前場は高寄りしたものの、買い一巡後は先物売りに上値を押さえられる格好となり軟化