売り一巡
読み方: | うりいちじゅん |
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分類: | 商い |
売り一巡は、「売り物一巡」とも呼ばれ、マーケット全般で使われる用語で、目先的な売り物が一巡して、大方なくなったことをいいます。また、これとは反対に、目先的な買い物が一巡して、大方なくなったことを「買い一巡」と言います。
一般にマーケットでは、売りが出ると、それに呼応するかのように追随した売りが出て、「売りが売りを呼ぶ」状態になることがあります。通常、このような状態(連載的な売り物)は、いつまでも続く訳ではなく、やがては途絶えて状況が変わることになります。
なお、売り一巡の後は、買い物が出て目先的な反発が起ることもあれば、しばらくもみあいが続いた後に再度売り物が出て下落することもあり、売り一巡は目先的な市場の需給関係を表わしているにすぎないのでご注意ください。
<本用語の使用例>
・年金とみられるパッシブ系の売りで一時下げ幅が拡大したものの、売り一巡後は下げ渋っている
・日経平均の下げ幅拡大を背景にリスク回避の円買いが優勢となり、一時112.50円台まで軟化したが、売り一巡後は112.70円台まで小幅に値を戻した